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ダルース(Duluth)は、アメリカ合衆国ミネソタ州北東部に位置する都市。同州セントルイス郡の郡庁所在地である。市域人口は86,265人(2010年国勢調査)〔American FactFinder . U.S. Census Bureau. 2011年2月4日.〕で、ミネアポリス、セントポール、ロチェスターに次ぐ州第4の都市である。南に隣接するウィスコンシン州スペリオル市とともに形成している都市圏は279,771人(2010年国勢調査)の人口を抱える〔。市名は17世紀にこの一帯を探索した初めてのヨーロッパ人となった、フランスの軍人ダニエル・グレイソロン(Daniel Greysolon, Sieur du Lhut)にちなんでいる。周辺に住むネイティブ・アメリカンのオジブワ族の言語では、ダルースはオニガミインシング(Onigamiinsing)と呼ばれている。 ダルースは五大湖のひとつ、スペリオル湖の最西端に位置する港湾都市である。ダルース港は世界有数の鉄山であるメサビ鉄山からの鉄鉱石・タコナイトの積出港であり、五大湖・セントローレンス海路で最も重要な港湾のひとつとなっている。ダルース港は世界で最も内陸にある港湾で、大西洋のセントローレンス川河口からは約3,700km離れている。ダルースで積みこまれた鉄鉱石は五大湖・セントローレンス海路を下って、また同水路に通ずる運河を経由して国内外へと運ばれていく。 一方、夏の涼しいダルースでは観光化も進んでいる。主な名所としては、ダルース港とスペリオル湖とをつなぐ運河沿いに整備されたキャナル・パークと、港の入り口に架かるエアリアル橋が挙げられる。またダルース市内には、全盛期を偲ぶことのできる歴史的建造物がいくつか残っている。 また、ダルースはボブ・ディランの生まれた町としても知られている。しかし、ディランは少年期のほとんどをダルースではなく、メサビ鉄山の鉱山町ヒビングで過ごした。 == 歴史 == === 前史時代 === 町ができる何千年も前から、スペリオル湖岸のこの地にはパレオ・インディアンと呼ばれるネイティブ・アメリカンが住んでいた。彼らは最終氷期の終わりごろにこの地に住み着き、クロビス・ポイントと呼ばれる石製の槍やナイフを使って狩りをし、金属製の釣り針を使って漁をして生活していた。2,000年ほど前には、この地には土器を使用し、またマコモ(ワイルドライス)の栽培も行うウッドランズ族(Woodlands)が住んでいた。彼らは塚を築いての土葬も行っていた。現在でもマコモを栽培しているオジブワ族は、ミネソタ・ポイント上でスペリオル湖とセントルイス川の連水陸送が容易であったことから、この地を「小さな連水陸送の」という意味であるオニガミインシング(Onigamiinsing)と呼んだ。オジブワ族の伝承によると、現在のダルースのスピリット・バレー地区の近くに位置していたスピリット・アイランドは「6番目の停止地」であった。オジブワ族の南北の領土は同地で合わさり、現在のウィスコンシン州ラポイントの近くにあった「7番目の停止地」へと続いていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダルース (ミネソタ州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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